都会に暮らしていると通勤通学の満員電車や、駅構内の人混みでぶつかられたり、ぶつかりそうになって舌打ちされたりして、腹が立つことってありますよね。
行く手を阻まれてイライラする人もいれば、ぶつかられても気にしない人もいますが、その違いはどこにあるのでしょうか。
まず大前提として、歩くスピードが違っても、みんなそれぞれ最短距離で少しでも早く目的地に進もうと、自分のペースでただ前に進んでいるだけだということです。
人の少ない場所でソーシャルディスタンスが保たれていれば、ぶつかることはありませんが、渋谷や新宿のような場所では、そうもいきませんよね。
なるべくぶつからないように避けていても、人が多すぎて、ぶつかってしまうこともあります。
わざとじゃないとお互いにわかっているはずですが、それでも怒りを感じる人は、「ぶつかる・ぶつかりそう・進路を遮られる」=(イコール)自分を大切に扱ってもらえないと無意識に感じてしまうのです。
そしてその感情は、過去に誰かに大切に扱われず、傷つき、消化しきれなかった悲しみから来ています。
(他人に大切に扱われないのは、育った環境やカルマの影響で自分自身を大切に扱えていないことが原因ではありますが。)
反対に、もしあなたが誰かとぶつかりそうになって舌打ちされたり、睨まれたりしても、それは相手があなたに非があると感じて、そうしている訳ではなくて、相手の消化しきれない感情が噴出しているだけなのです。
こちらにとってはたまったものではありませんが、あなた自身も怒りを感じるとしたら、同じように癒されていない過去の感情が隠れていないか確かめてみてください。
たまに「絶対に譲らないぞ!」と言わんばかりに突進して来る人も居ますが、そういう人ほど、実は心にたくさんの傷を抱えているのかもしれません。
(深層心理は、「絶対に負けない。」相手に道を譲らせ、自分が優先されたことで競争に勝った優越感を味わい、自己肯定感を保っている。そのくらい満たされない悔しい思いを日々抱えて生きている)
このことがわかると、怒っている人を見てもあまり腹が立たなくなりましたし、だんだんとイライラしている人に遭遇することもなくなりました。
ここでお伝えしたいのは、決して道を譲らない人は心が狭いだとか、魂レベルが低いとか言いたいわけではありません。
ただ、ぶつかりそうになった時に舌打ちや暴言などでストレスをぶつけられたり、怒りを消化出来なかったりして落ち込む人がいたら、あなたは悪くないし、原因を客観的に見ることで平常心を取り戻して欲しくて書いてみました。
このページに辿り着いて下さった方は、人混みで怒りを感じている人を見かけたら心の傷が疼いているんだなと捉えてやり過ごしてみてください。
人混みのストレスが気にならなくなれば、ストレスに感じることを引き寄せなくなるので、明日から快適な通勤通学ライフが送れるようになるかもしれませんよ!
1. あなたも相手も目的地に向かってただ前に進んでいるだけ
2. 人が多いと歩くスピードの違いでぶつかってしまう事がある
3. ぶつかった相手の反応はあなたに対するネガティブな感情ではなく、相手の心の傷が反応してるだけ
4. あなたは悪くない