スピリチュアル

【4】スピリチュアルに目覚める過程

前回、スピリチュアルとは、目の前で起こる出来事に対して湧き上がる自分の感情を味わいながら、本来の自分を取り戻していく事ではないかという私なりの考えをお話ししました。

前回のお話し

【3】スピリチュアルに目覚める人と目覚めない人の違いスピリチュアルと聞くと霊とか占いとか何か目に見えない怪しいもののように思う人も多いと思う。 辞書で調べてみても精神的なあるいは霊的...

今日はスピリチュアルに目覚めていく過程についてもう少し詳しくお話ししたいと思います。

例えばあなたが就職活動をする大学生だと想像してみてください。

周りの友人達と企業研究をして、なるべく年収の高い大手企業に就職したいと50社に履歴書を送り、その中で数社面接まで辿り着いたものの、卒業するまでに結局どこの会社も受かりませんでした。

なぜ自分だけ受からないのか、なぜ思い通りに事が進まないのかとダメな理由を探したり、親や周りの人の目を気にしながら深く思い悩むことでしょう。

しかし嘆いたところで、お金はどんどんなくなり、生活する事はできません。

その時初めて、あなたは真剣に自分に何ができるのかを考え始めるのです。

それはアルバイトかもしれないし、起業することかもしれないし、何もかも嫌になって趣味に没頭することかもしれません。

そうしてあなたが辿り着いた先に、本来のあなたの生き方が隠されていると思うのです。

あなたが辿り着いた未来から、就職活動をしていた頃の過去の自分を振り返った時に初めて、毎日スーツを着て、大企業の歯車の一部として働く事が自分の本当の望みではなかったと気づくことになるでしょう。

このように、一見自分にとって不幸とも思える出来事が、自分の人生の軌道修正の役割を果たしていることがあります。

それは、あなたの中の無意識の気持ちがそうさせるのです。

世間の一般常識や他人に自慢できる生き方を頭で考えたところで、自分の本当の気持ちと必ずしも一致しているとは限らないからです。

もちろん、一度大企業に就職してから、気がつくパターンもありますが、自分の本当の気持ちに気付かずに、本来の生き方とは違う別の生き方に憧れたり幻想を抱いて、手に入らないともがいているうちは苦しくて心が腐ってしまいます。

どうしたら自分にとって心地良い状態になるのか、いつも自分の気持ちに意識を向けて確認することが幸せの近道になると思います。

 

 

 

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