クンダリーニの上昇と覚醒失敗
すっかり瞑想習慣が身についたある夏の夜のこと、いつものように寝る前に瞑想を終えて寝ようとしたけれど、熱帯夜なのか暑くて眠れない。
きっと体が疲れていないからだろうと思って、腹筋とか軽い運動をして、再び床につきました。
しかし何だか暑くて寝苦しい。
そのうち眠れるだろうと思い目を閉じていたら、いきなり腰のあたりがグルングルンと回り始め、体の中で竜巻が起こりました。
その竜巻が、少しずつ上に昇り始めたので、何が起こっているのか理解できず、頭が混乱してしまいました。
腰から首までは比較的スムーズに上がったのに、竜巻が首の辺りに来ると、くすぐったくて早く終われーと思っても、首から上になかなか上がらない。
最後は自分の意識でその竜巻を止めてしまいました。
終わってからも頭がついていかず、しばらく放心状態でした。
当時はまだ運動習慣がなかったので、体も硬くて、あんなに腰が回るはずがありませんでした。
実際には回っている感覚だけで、腰は動いていなかったのかもしれません。
今起こったことを知りたくて、同じ体験をした人がいないか、すぐにネットで調べました。
そうしたら、これは「クンダリーニ(またはクンダリニー)覚醒」というらしいのです。
「尾てい骨に眠った二つの蛇が目醒めると、
各チャクラを通りながら背骨づたいに螺旋を描いて上昇し、
第6チャクラで出会って統合し、
第7チャクラから抜けていくと究極の悟りをもたらす」
-雑誌anemoneより抜粋-
実際には足を伸ばして仰向けで寝ている状態の時に起こったのですが、絵で説明してみるとこんな感じです。

このクンダリーニ覚醒が突如として起きたわけですが、私の場合、準備が整っていないために第5チャクラで止まってしまい、つまり「クンダリーニ覚醒に失敗した」ということだったようです。
クンダリーニ覚醒の成功
クンダリーニ覚醒を知ったことで、準備は出来たのですが、なかなか次の機会が訪れませんでした。
瞑想中に、腰のあたりから気が昇ることがあっても、首までで止まって、また腰の辺りに戻っていくのを繰り返す程度でした。
しかし、それは突然訪れました。
クンダリーニのことをすっかり忘れていた頃、お釈迦様の涅槃のポーズのように横向きで寝ていたのです。

そうしたら、腰の辺りから穏やかな竜巻が昇ってきて、頭からスポンッと、いとも簡単に気が抜けて行ったのです。
クンダリーニ覚醒後に起こったこと
不思議なことは普段からたくさん起こりすぎて、クンダリーニ覚醒のおかげかよくわかりませんが、一番違うのはエネルギー(気)を強く感じるようになったことかなと思います。
ある時、右の掌にずっと電流が流れているような感覚になり、ピリピリと痛くて掌が反り返る程、思いっきり手を開いていないといられない状態が1週間くらい続きました。
リウマチかと思って病院に行ったら違いました。
それ以来、右手を体にかざすとピリピリしたりゾワゾワするような感じがしたり、あったかく感じたりするようになりました。
人間誰しも微弱電流が流れているようですが、それが右手だけ強いのかもしれません。
特に冬の乾燥する時期は、静電気バチバチで結構痛いのでハンドクリームを塗ったりして保湿するように心がけています。
それからこれはクンダリーニ覚醒の時に起こったことそのままなのですが、ある種の呼吸法を用いて丹田で気を練って、それを第7チャクラから放出するということが出来るようになりました。
正確に言うと「百会(ひゃくえ)」というツボで、頭のてっぺんより少し前の位置です。
ものすごく体が熱くなって、その熱がスポンッと抜けていくとスッキリしますが、やる必要性がよくわからないので滅多にやりません。
素粒子の世界を知る
寝落ちする時に一瞬だけ素粒子の世界に入り込むことが度々起こるようになりました。
果てしなく広がる真っ黒な空間に赤・青・黄・緑・ピンクなどの光の粒だけが前後上下左右に均一に並んでいる世界です。
物質は何もありません。
入り込むけど、すぐにフッと戻されてしまうので、戻る時の速さで光の粒は線状に見えます。
しかし、ごくたまに、そのような光の粒がこの現実世界でも肉眼で見えることがあります。
エネルギー体でもある私の白龍さんも、肉眼で見える時は光の粒状で見えます。
先日クーラーをかけていたんですけど、ものすごい埃を出し続けてるのでおかしいなと思って近づいて見たら、クーラーの風の動きが光の粒子で見えていただけでした。
しかし、肉眼で見えるのはごく稀で、コントロールも出来ないので、普段は感覚でエネルギーを感じることが多いです。
自分にしか意識が向かなくなった
覚醒前は、親の顔色を窺ったり、人にお節介を焼いたりしていましたが、良い意味で自分に目を向けられるようになりました。
自分を幸せに出来るのも自分だけだし、自分が幸せな状態になって初めて人様の幸せを願えると気づいたからです。
誰かに幸せにしてもらったり、誰かと一緒に居ないと幸せになれないという思い込みもなくなったので、「寂しい」という感情も無くなりました。
自分が幸せだったら、周りの人も幸せになるし、自分が幸せだったら、幸せな人しか集まって来ないのだと実感しています。
高次元の存在と繋がるようになった
最初は耳ではなく脳に直接響くような感じで電子音のようなものしか聞こえなかったのですが、そのうちメッセージが届くようになりました。
最初は短い文章で、日本語だったり英語だったりで意味がわかりませんでしたが、今ではファイルをダウンロードするみたいに一瞬でいろいろな情報を把握できるようになりました。
大抵はお化粧をしていたりボーッとしてる時に勝手に入ってきます。
わからないことを尋ねて、応えてもらえる時も一瞬で答えが返ってきますが、尋ねてもシーンと言う感じで静寂が訪れる時は自分で考えなさいということかなと思っています。
あとは、自分でも本当かな?と思いますが、神様から話しかけられたり、天使の羽が降ってきたり、精霊の存在を感じたりします。
高次元の存在が現れる時は、物質ではないので、プロジェクションマッピングのような感じで映像が映し出されているように見えます。
クンダリーニ覚醒するメリット
実はよくわかっていません。
私は好奇心旺盛なので面白い経験が出来たなとは思いますが、クンダリーニ覚醒していなくても幸せそうな人はたくさんいますので、誰しも経験する必要があるわけでもなさそうです。
ただ、エネルギーを敏感に察知できるようになるので、危機回避能力は上がるかもしれません。
もし、前の項目に書き連ねた内容に興味のある方は、挑戦してみるとその方に合った面白い経験が出来るかもしれないですね。